これはファンタジーだ

参考文献・参考資料の記載がない。

先日発売となった百田尚樹大センセイの話題の書『日本国記』は、
直後からアンチ百田の人たちによってあら捜しの対象になっており、
Wikipediaからの引用(丸写し?)が指摘されていた。

これ、書いたご本人も認めたらしい。ただし、「全体の分量から
したら、大した量じゃねぇよ(意訳)」とのこと。

いや、分量の問題じゃないからさ。参考にしたのなら、出典を明らか
にしなきゃまずいんじゃないの?だって。ご自身が作家でしょうに。

まぁ、私は作家だとは思ってないんだけどね。

「渾身の書下ろし」なのに、Wikipedia以外のサイトの記事もパクって
いる可能性が大らしい。あれかな?百田大センセイにとって「書き下ろ
し」と言うのはコピペのことなのかしらね。

あ〜、紙という資源を無駄遣いしただけの作品になっちゃいましたね。
幻冬舎さん。

尚、この『日本国記』に対して最初に「偽史倭人伝」と命名した人は
天才じゃないかと思うわ。

新刊書店の店員の皆様、くれぐれもこの作品を「歴史」コーナーに
置かないようにお願いします。ファンタジーですから。

『ザ・ラストバンカー 西川善文回想録』(西川善文 講談社文庫)
を読み始める。

住友銀行時代には数々の不良債権の処理にあたり、民営化になった
日本郵政の2代目社長を務めた著者の回想録。