捏造作家センセイ

今日、5月3日から5月5日まで。国立公文書館日本国憲法
原本が展示されているらしい。期間、短っ!

本日は憲法記念日である。毎年、この日になると日本各地で
護憲派改憲派の集会が行われている。

安倍晋三護憲派のことを「思考停止」っていうけれどさ、いろいと
と考えて護憲なんだけどね。自分は何か言われるとすぐに「レッテル
貼りだ」ってイラつくけど、レッテル貼りしているのは自分自身だって
気づいていないのでしょうか。

そんな安倍晋三のお友達。大作家・百田尚樹センセイが制作総指揮
を執った改憲プロパガンダ映画があるらしい。

もう百田センセイってだけで胡散臭いので見る気もないし、どうせ都合
のいい部分だけを切り張りした映画なんだろうなと思っていた。

実際、私の想像の斜め上を行っているらしい。ナレーションが危機感を
煽り(安倍政権の常とう手段)、果ては百田センセイが講演で捏造した
幣原喜重郎の「こんな憲法を受け入れて子々孫々、なんと言い訳をす
ればいいのかと書き残しています」との発言そのままの大袈裟なドラマ
が繰り広げられているとか。

百田センセイッ!幣原男爵は「いつ・どこで・誰に」こんな発言をした
んですか〜?どの本に書いてありますか〜?その本、読んでみたい
ので教えてくださいっ!

さすが「ノンフィクション」と銘打った作品なのに、捏造しちゃうセンセイ
だわ。捏造したら、それは「フィクション」な。

それにしても改憲派の人たちって自民党の改正案前文に目を通している
のだろうか。あれ、どう読んでも国民の権利のはく奪憲法なんだけどいいの
かしらね。

引き続き『五十嵐日記 古書店の原風景──古書店員の昭和へ』(五十嵐
日記刊行会:編 笠間書院)を読む。

あ、「喫茶さぼうる」が出て来る〜。ここの大盛りナポリタン、好きなのよね。