やりきれない幕切れ
なんとも言葉がない。殺害されてしまったね。二人目だよ。
アラーはさ、「人を殺せ」なんて言ってないよ。「イスラム国」と
か名乗るなよ。他のイスラム教徒の方々が誤解されるだろう。
後藤氏の殺害を受けて、日本国首相のみならず、各国のトップが
声明を発表した。そのなかでアメリカ・オバマ大統領は後藤氏の
これまでの仕事に関しての発言をしている。
日本国首相はしてないんだけど。あ、興味ないか。フリージャー
ナリストがどんな仕事をしていたかなんて。
その日本国首相の声明のなかで気になったのは「罪を償わせる
為に国際社会と連携して行く」という言葉。
これは宣戦布告ってことでいいのか。私がテロリストなら、そう
受け止めるけど。
勇ましい言葉を口にするのはいいけれど、それがどのように解釈
されるのかを考えて話しているんだろうか。
今になって大手メディアは後藤氏がこれまでどのような仕事を
して来たのかに触れはじめ、イラク戦争の影響を語り始めた。
だったら、日本政府が今回の事件にどのように対応して来たの
かの検証もしてくれないか。
ただただ、哀しい事件になっちまった。
『アンデスの奇蹟』(ナンド・パラード/ヴィンス・ラウス 山と
渓谷社)を読み始める。
1972年10月。ウルグアイのラグビー・チームを乗せた飛行機が
南アンデス山脈に墜落した。遭難者であり、雪山を越えて救助を
求めた本人が35年ぶりに語った事故の全貌。