カミングアウト

「ポツダム宣言の内容はつまびらかに承知している
わけではない」

あ〜あ、やっちゃったよ。共産党・志位委員長との党首討論で
安倍晋三がカミングアウトだ。

「戦後レジームからの脱却」とか言いながら、日本の戦後史に
とって重要な外交文書の内容を知らぬとは。

あ、もしかして日本国憲法だとか、日米安保条約とか、日米地位協定
とかの内容もつまびらかに承知してないのかしら。

そしてこんな重大な発言を報道しない日本のテレビ・ニュースって
何をしてるんだか。民主党・岡田代表とのやり取りも支離滅裂で
「？」だったが、今日の一番のニュースはこのポツダム宣言に関する
ものだろう。

いいなぁ、日本国首相って。何も知らなくても務まるんだ。

自民党の皆さん、これがあなたたちの選んだ総裁ですよ。いいんですか？
恥かしくないですか？ポツダム宣言って小学生で習うことですよ。一国の
首相が小学生以下なんですよ。

もう辞めてくれないかな。

「急募！日本国首相
資格は特に必要ありません。
鳩山由紀夫や菅直人、安倍晋三にも出来る簡単なお仕事です」

安倍晋三って昭和史をきちんと知っているのかしらね。

『重臣たちの昭和史　上』（勝田龍夫　文春学藝ライブラリー）を
読み始める。

最後の元老・西園寺公望の秘書であった原田熊雄の女婿が本書の
著者である。岳父である原田熊雄を中心に、政党政治から軍部の
台頭へと変遷していく昭和史を描く。

これ、安倍晋三に読ませたいわ。あ、漢字には読み仮名を振ってない
とダメなんだっけ。