王女様からの手紙

今日から3月6日までの日程で、天皇皇后両陛下がベトナム
タイへのご訪問に出発された。

皇太子時代を含めて、今回で51カ国のご訪問になるとか。昭和の
後半まで時の天皇が日本を離れる際の「ご名代」制度がなかった
から、父上である昭和天皇のご名代が多かったものね。

ベトナムでは公式晩さん会へのご出席の他、在留元日本兵の方たち
とのご面談、ベトナム・日本両国の医師によって分離手術に成功した
結合双生児だったドクさんともお会いになるそうだ。

タイへはプミポン前国王の弔問だとか。確か前国王に次いでタイの
人々に人気の高いシリントン王女は香淳皇后のご葬儀にも父上の
代わりにご出席になられたり、来日の折には両陛下及び秋篠宮
へもご訪問されているんだよね。

東日本大震災の時には被災地を励ますお手紙を下さったシリントン
王女、今回も両陛下にお会いになるのかしら。

以下、シリントン王女のお手紙を引用する。

「日本国及び国民の皆さんに衷心よりお見舞い申し上げます。現在の
苦境に私自身、大変心を痛めております。
 思いもよらない大災害によって引き起こされた被害の甚大さは並外れ
たものだと理解しています。タイも以前、同様の災害に見舞われましたが、
これほどの規模ではありませんでした。
 とても困難な時においても、人々が揺るぎない精神と沈着な意識、秩序
をもって逆境に耐えているのは称賛されるべきことであります。これは
日本及び日本国民が困難に立ち向かうに当たって用いる有用な武器なの
です。この方法は称賛に値します。全世界は今、何が起きようとも、それが
いかに大変なことであっても、「日本魂」は決して損なわれず、揺るぐことさ
えないと分かっています。
 7年近く前、タイ南部が津波によって困難に陥った時、私たちの良き友邦
として、日本は苦境を緩和する手助けに来てくれました。私たちタイ人は
仲間を救ってくれた行為に感銘を受けました。今に至っても、私たちは
感謝の念とともにそのことを思い出します。日本がそれ以上の困難に陥って
いる今、何か手助けができればとても喜ばしいことです。
 確実に言えるのは、闇が去った後には常に光が到来するということです。
希望を心に満たしている限り、私たちを取り巻く一切の困難を乗り越える
ことができます。素晴らしい資質を有する国民がいる日本はこの悲劇的な
状況を静かにそして成功裏に乗り切り、以前の輝きと繁栄をすぐに取り
戻すと確信しています。」

引き続き『ラリー・フリント』(ラリー・フリント 徳間文庫)を読む。

出生証明書を偽造しちゃいかんだろう。