来年からは

平成最後の終戦の日である。今上陛下と美智子皇后陛下が追悼式典に
ご列席されるのも今日が最後。

お言葉のなかに陛下は今年も「深い反省」を盛り込まれていた。
不戦への強いお気持ちが伝わって来るお言葉だった。

両陛下、来月には西日本豪雨の被災地をご訪問の予定らしい。

来年の終戦の日に追悼式には新しく天皇となられる皇太子殿下が
ご参列されるんだよな。雅子妃殿下は美智子皇后陛下のように、
お着物で皇太子殿下の隣に立たれるのだろうか。

まさか、皇太子殿下おひとりってことはないよな。でも、先日の
高校総体開会式へのおでましは皇太子殿下おひとりだったし…。

今日の両陛下のお姿をテレビ画面で拝見しながら、慰霊の旅を
続けられたことを思い、感慨深いものがあったのと同時に、来年
からのことに思うと少々不安にもなった。

『餓死(うえじに)した英霊たち』(藤原彰 ちくま文芸文庫)を
読み始める。

「名誉の戦死」ではなく大半が餓死や飢えによる病死だった。
太平洋戦争において多くの日本兵を戦病死に追いやった無謀さ
とその責任を追及する。