知らないうちに洗脳されている

昨日から悩んでいる。新聞広告にあったCDの購入についてだ。

だって、だって。「ダークダックスの世界」なんですもの〜。
欲しいじゃん。29,800円かぁ。どうしようかなぁ、う〜ん。

『メディア・コントロール 正義なき民主主義と国際社会』(ノーム・
チョムスキー 集英社新書)読了。

政府は戦争をしたい。でも、民衆は平和を望んでいる。ならば、
如何にして世論を戦争賛成に導いたらよいか。

集団的自衛権を肯定していようとしている安倍政権の話では
なく、アメリカ政府のお話である。まぁ、今の日本にも当ては
まるようだが。

アメリカの軍事政策を厳しく批判している著者が、第一次世界
大戦からイラク大量破壊兵器まで、アメリカ政府が常に仮想
敵国を作り、メディアを利用して反戦の声を抑え込んで来た
ことを語っている。

メディアは嘘を吐く。確かにそう。溢れる情報の中で、知りたい
と思うことが報道されないことがままある。

報道の自由もある一方で、メディアには「報道をしない自由」
もある。日々の報道を見ていると、○○発表という報道のなん
と多いことか。

政府の発表を鵜呑みにする危うさは、福島第一原発事故
際に痛感した人もいるはず。それは、あの原発事故の時だ
けではないんだよな。

アメリカのメディアのすべてを否定する気はない。優れた
報道が多いのも事実。しかし、その反面、イラク戦争
際に政府のちょうちん持ちをしたのも確かだ。

そうして日本のメディはアメリカ目線の報道がほとんど。
本書の発行は2003年なのだけれど、アメリカ政府を
安倍政権に当てはめて読むと分かりやすいかも。

報道を鵜呑みにする危うさ。どこかで私たちの考えはメディア
にコントロールされている?こわっ。