ろ・く・で・な・し

グダグダだなぁ〜。東京都議会の集中審議である。勿論、審議され
ているのは猪瀬直樹東京都知事の、徳洲会からの5千万円問題。

一問一答方式なのに、全然答えになっていない。これが言葉を
商売にして来た人か。情けない。

しかも、今後1年の給与を返上するって?ねぇねぇ、副知事の仕事
がなくなったら先行きが心配だとかで借りたんじゃないの?

それなのに給与返上?あれ?借りなくても生活出来るってこと
じゃないんですか、それ。

もうさぁ、楽になったら?「選挙資金でした」って白状しちゃおうよ。
都議会も時間の無駄だよ。あんな意味不明な言い訳ばかりじゃ。

徳洲会からおもてなしされた猪瀬くんは、ろ・く・で・な・し。南無ぅ( ̄人 ̄)。

原発広告』(本間龍 亜紀書房)を読み始める。

原子力発電はエコでクリーン。40年近く繰り広げられて来た原発広告
の是非を、元広告代理店勤務の著者が問う。

原発の事故が起こったら、絶対安全を売りこんでいる原発の広告は、
どうするつもりなんでしょう。やせ薬の広告がインチキだったとしても
「ウソツキ!」「ゴメン」でまアすみますが、チェルノブイリ級の事故が
起きたら日本は壊滅状態ですから、「ゴメン」ですむモンダイじゃあり
ません。もっともそのときは、ぼくたちもみんな死んでいるし、原発
関係者も死んでいますから、文句をいうヤツもいないし、責任を
問われることもない。原発は安全だとハンコを押している学者も、
政治家も、経営者も、広告マンも、案外、そう考えているんじゃない
でしょうか。核廃棄物のモンダイ一つとっても、いまや危険がいっぱ
いの原発を、この際、すべて廃棄して欲しい。原発をかかえたまま
で「明るい明日」なんて、ありゃしません。そういうイミで、「明3るい
明日は原発から」」

先日亡くなった天野祐吉氏が30年前に「広告批評」の原発広告
特集の際に冒頭に掲げた文章である。今読むと切実だなぁ。