公開大喧嘩
利権あるところに不正ありなので、今回のFIFAのサッカー・
ワールドカップ招致に係わる収賄事件も別に驚くにあたらない。
だって、IOCだってオリンピック招致の現地視察でどれだけ
接待してくれたかで開催地を決めるんだからさ。
さて、2020年の東京オリンピックである。新国立競技場の
建設費用を巡っての下村文科相と舛添東京都知事の
公開大喧嘩が楽しい。
「500億円負担して」「は?聞いてないよ」「招致したのは東京都
でしょう」「国立だろうが」
ふふふ。泥仕合である。それにしてもお気の毒なのは舛添都知事
である。新銀行東京だとか、東京オリンピックだとか、慎太郎・猪瀬
と続いた都知事の負の遺産だけをしっかり受け継いじゃった。
こんなにゴタゴタしてて大丈夫なんでしょうか、東京オリンピック。
もう返上しちゃえば?
引き続き『重臣たちの昭和史 下』(勝田龍夫 文春学藝ライブラリー)
を読む。
「お腹痛い」「東京にいたくない」「辞めたい」。自分の思い通りに
いかないとこんなことばっかり言ってるんだよな、近衛公は。