看板を下ろせ

言わんでいいことを言って、「真意が伝わってない」とか言って、「は?
証拠のテープがありますけど?」と言われて、やっと謝罪。

猪瀬直樹東京都知事の発言を報じた「ニューヨーク・タイムズ」騒動の
一連の流れだ。まったくねぇ、「支援を取りつける」とかって訪米した
はずなのにマイナス要因を残して帰国ですか。

あのプライドの高い男が、前言を翻して謝罪とは珍しいと思っていた
のだが、本当は反省なんかしちゃいなかった。

今日の会見の様子は酷かった。ツイッターで「今度のことで誰が敵で、
誰が味方か分かった」なんて呟いたものだから、この呟きに質問が
集中。苛立って逆切れしていた。

猪瀬クン、きっとアメリカのメディアを理解していなかったのだろうな。
日本のメディアのように権力者が圧力掛けたからって大人しくなんか
なりませんよ。自分の所の政府とも喧嘩するんだから。

ましてや相手は「ニューヨーク・タイムズ」。反日色が強いんですけどね。
「そうじゃねぇよ」って言ったって、真っ向から証拠を突きつけられるだけ
でっせ。

「今回の件でガイドラインが分かった」と呟いていたようだが、五輪招致
ガイドラインさえ知らずに活動していたのでしょうか、この人は。

都職員が「言葉の重さを知らない」とコメントしていたようだが、都知事
さんは「作家」であることを売りにしていなかったっけ?二言目には
「僕は作家だから」とか言うものね。それなのに「言葉の重さを知らない」
なんて言われちゃってる。

作家の看板も下ろした方がいんじゃないか。ま、私は元々東京開催は
ないと思っているので、今回の件も含めてイスタンブールに決定で
いんじゃないでしょうか。

税金、いっぱい使った招致活動も無意味でしたな。

『戦争と科学者 世界史を変えた25人の発明と生涯』(トマス・J・クロー
ウェル 原書房)を読み始める。

古代から20世紀まで。戦争のあり方を変えた発明と、発明者の生涯を
追った作品。