終わりのない、長い旅に出ています

アルジェリアの人質事件では日本人7人の死亡が確認された。
残念だ。そして、未だ3人が行方不明。無事でいることを祈り
たいが…。

この事件を受けて、安倍ちゃん内閣は自衛隊法を改正しよう
と動き出した。ここ、重要だね。注視してないと危ない気がする。
だって、安倍ちゃんだもの。

松丸本舗主義 奇蹟の書店、3年間の挑戦。』(松岡正剛α
 青幻社)読了。

訪れたのは2回だった。あと、何回か行きたいと思っていたのに
時期を逸していたら閉店してしまった。

東京は丸の内。東京駅に近い丸善丸の内店の4階に忽然と
現れたのは、松岡正剛プロデュースのショップ・イン・ショップ
松丸本舗」だ。

本書は「松丸本舗」誕生前夜から閉店までを追い、そこで何が
可能だったのか、何が起こっていたのかを検証している。

正に本のワンダー・ランドだった。既存の新刊書店の概念を
打ち破り、本の奥に本があったり、違い棚があったり、途中に
格子棚が組み込まれていたり。

本が本を呼ぶ。そうなのだ。あるテーマの本を読んでいると、
関連した本がどんどん読みたくなって来る。一見、まるきり
違うテーマなのに関連が見えて来る。そんな書店だった。

たった2回の訪問だったけど、今まで手にしなかった分野の
本も読んでみようか…と思うようになった。でも、あんまりにも
欲しい本が多過ぎて、迷った末にヘロヘロと棚を眺めて涎を
垂らして帰って来たんだけどね。

本書で「共読」ということが説かれているが、これ、リアル書店
でなくても可能だと思うんだよね。実際、読書コミュニティ・サイト
で色んな人の書いたレポを読んで「あ、これ、面白そう」とか、
同じ本でも「へぇ、こういう受け取り方もあるのか」って参考に
なることが多いもの。

本は本を読んで、そして人も呼ぶ。若かった頃、梶井基次郎
檸檬』を読んで京都・丸善にレモンを置きに行ったっけ。あの
時の丸善の店員さん、後片付けさせてごめんなさい。

さぁ、今週も書店に行こう。そして、終わることのない本の世界の
旅を続けよう。あ…どこにしまうの?自分。汗。