何をおっしゃる

「学問や言論の自由の根幹に関わる。大学の自殺だ」

はぁ?何をおっしゃることやら。ツイッターでフォロワーを増やす為に、不謹慎
極まりない発言を繰り返した群馬大学の教授が、大学側から訓告処分を受け
ての発言である。

いるんだよな、「言論の自由」をはき違えているたわけが。この教授がいい例
ではないか。そもそも訓告なんて甘いだろう。

セシウムまみれの干し草を牛に与えて毒牛をつくる行為も、セシウムまみれの
水田で稲を育てて毒米をつくる行為も、サリンをつくったオウム信者がしたことと
同じだ」

放射能拡散の状況を反映した地図を広め、理解を深めたかったと言っている
ようだが、それはちょっと違うんじゃないか。

干し草だってわざと牛に与えたわけじゃない。米だって、安全宣言が出たから
育てのではないか。それをオウム信者と同列にするこの神経。一体、どういう
感覚をしているんだろう。

何度も言う。自由には責任が伴う。ご自分の発言で傷つけた福島の人たちへ、
責任を持てるのか。自由だけを振り回すなら、それは考えに足りない餓鬼で
しかない。

『神保町「二階世界」巡り及ビ其ノ他』(坂崎重盛 平凡社)読了。

愛が溢れている。本への愛情、人への愛情、そして街としての東京への愛情。
紹介されている本は読みたくなるし、人については興味が湧く。そして東京散歩
へと駆り立ててくれる、罪作りな1冊である。

晴耕雨読ではないけれど、晴歩雨読の生活がしたくなったぞ。荷風散人の
『日和下駄』を片手に、墨東に行きたいな。

あ、日がな1日、ワゴンと均一台を漁りながらの神保町歩きもしたいな。
読んで寝て、また読んで。そんなぐうたらな人に、私はなりたい。あ…
今でもぐうたらだって?笑。