こんなん出てましたけど

案の定、盛り上がってないな。埼玉県知事選挙。あ、もしか
して、さいたま市辺りでは盛り上がっているのだろうか。

知事選も、県議選も、東武伊勢崎線沿線ってあんまり候補者が
来ないんだよね。さいたま市周辺だけが埼玉県じゃないのだ
けれどな。

『日本「霊能者」列伝』(別冊宝島編集部 宝島SUGOI文庫)
読了。

200ページ少々で、明治から平成初期にかけて、霊能者と呼ばれた
30人を扱っているのと、途中にコラムもあるのでそれぞれのページ
数はかなり少ない。

なので、紹介されているのは生い立ちと有名なエピソードだけ。
それも2005年にムック版が発行された時点で、既に亡くなって
いる方たちだけを紹介しているので、今も存命な細木和子や江原
啓之などは扱っていない。

存命の方を扱うと、いろいろと問題も出て来るから仕方ないの
かもね。

千里眼御船千鶴子や、念写の長尾郁子は有名どころかな。おふたり
福来友吉博士の研究対象だし、千里眼事件としても残っているから
ね。

新しいところでは冝保愛子さんかな。一時はテレビに引っ張りだこ
だったが、気づけばメディアから姿が消えており、次に名前を聞い
たのは訃報だった気がする。

私のような一般人が見えないものが見えたり、聞こえない音が聞こえ
たりする人はいるんじゃないかと思う。思うんだけど、それを金儲け
にしてしまう人が多いから胡散臭いんだよね。「あんた、死ぬわよ」
とか脅かしてみたりさ。

千里眼も念写も、トリックが言われるが、本書では明らかに「それ、
手品でしょう」と思われる、所謂、物理霊媒なるものも扱っている。
どう読んでも私には霊能者というより、マジシャンにしか思えな
かっただけかもしれないが。

そして、「竹内文書」の竹内巨麿。この人を霊能者としちゃっていい
のかな。まぁ、一部には「竹内文書」を信じている人もいるからなの
かな。「東日流外三郡誌」と共に私には明らかな偽書なんだが。

占い師は自分のことを占えないと言われるが、ハワイで射殺された
藤田小女姫はやっぱり自身の死を感じることは出来なかったのかな。

一時はメディアを騒がせた占い師や霊能者、スピリチュアリストも
あまり姿を見かけなくなった。一部にはオウム真理教の一連の事件
の影響もあると言われている。

でも、見解決事件や行方不明者のテレビ公開捜査みたいな番組で
は時々、海外の心霊捜査官(?)みたいのが出て来る。あれって
いいのかな。

信じるか信じないかは、個々人の問題だけどね。そういえば、
「こんなん出ましたけど」って言ってた人もいたな。この人も
消えちゃったけど。

 

日本霊能者列伝 (宝島SUGOI文庫)

日本霊能者列伝 (宝島SUGOI文庫)