電波ジャック

ニュースが盛りだくさんだな。イチローの大リーグ通算3000本安打
嬉しいし、リオ・オリンピックの競技の結果も気になる。

でも、やっぱり今日は天皇陛下の国民へのお言葉だろう。大抵の
ことはテロップで済ませるテレビ東京も、さすがに陛下のお言葉は
放送したそうだ。

言うなれば天皇陛下による電波ジャックである。英国・BBCも放送した
とか。やっぱり多くの人が関心を持っているんだろうね。

生真面目で責任感の強い今上陛下だからこその、今回のお言葉だった
のだろうと思う。お言葉はご自身でお考えになられるそうだから、発表
されるまでに何度も推敲されたことだろう。

皇后陛下と共に「国民と共に」とのお考えを実践されて来た陛下である。
大きな災害があった被災地をご訪問される姿に、どれだけ励まされて
来たことか。

そうであれば、私たち国民は陛下のお心を受け止めて、両陛下が今後
はごゆっくり過ごされるよう願いたい。

政治家センセイたちはいろいろと言っているようだけどね。あ、憲法改正
を進めようとしているセンセイたちは今日の陛下のお言葉の中に「象徴」
という言葉が何回出て来たか、数えた方がいいよ。

お言葉の中に「平成30年」との語があった。陛下はあと2年をめどに
されているのだろうか。

『13歳のホロコースト 少女が見たアウシュヴィッツ』(エヴァ・スローニム
 亜紀書房)を読み始める。

スロヴァキアの裕福なユダヤ人家庭に育った少女の生活は、ナチスの襲来
で一変する。ホロコーストを生き延びた証言。