どれが正解なのでしょうか

うわぁぁぁぁぁぁぁ。完全に見落としてたよ。

マック赤坂である。東京都の港区議選に立候補してたのかっ!
今日だけ港区民になって、マック垢に投票したかったよ。

『つかぬことをうかがいますが…─科学者も思わず苦笑した102の
質問─』(ニュー・サイエンティスト編集部 ハヤカワ文庫)読了。

実は捏造をしていました。事務所勤めの編集者時代の話である。

担当していたPR誌に「読者の疑問に答える」コーナーを作った。
ただ、市販されている雑誌と違って定期購読をしている読者が
いない。だから編集部に読者からの疑問が寄せられるはずもなく、
疑問も自分で考え、その答えも自分で取材して書いていた。

明らかに自作自演である。普段、メディアの瑕疵をあげつらって
いるのに、私は過去にこんな悪行を重ねていた。心よりお詫びを
申し上げる。大変申し訳ございません。

でも、世の中にはきちんと読者から素朴な疑問が寄せられる媒体
もあるのだ。

本書はイギリスの科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」に寄せ
られた読者からの疑問に、これまた読者が回答するという人気の
コーナーをまとめた1冊である。

「魚がおならをしないのは何故?」「鳥は眠っていても木の枝から
落ちないの?」「トビウオが飛ぶ理由は?」「船の窓が丸いのは
どうして?」等々。

それぞれの疑問について、回答は最低でも2つ掲載されている。
専門家が大真面目に回答していることもあれば、「それ、本当
かよ?」と感じる回答も多い。回答が多くなればなるほど、
どれが正解なのか分からなくなる場合もある。

紅茶関係の疑問に関しては、それぞれのこだわりがあるようで、
回答数がやたらに多い。さすが、アフタヌーンティーのお国柄。

ただ、生活関連の疑問だとイギリスと日本での違いもあるので
チンプンカンプンなこともしばしばなのと、日本語訳が硬いの
が難点。

分からないところは読み飛ばして、自分の興味のある疑問のところ
だけ読むのがいいかも。

 

つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 (ハヤカワ文庫NF)

つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 (ハヤカワ文庫NF)