最期まで反権力
反政治権力・反権威スキャンだリズムを売り物にひた月刊誌
「噂の真相」が休刊になったのは2004年だった。
政治経済から芸能ゴシップ、皇室情報などなど。「タブーなき
雑誌」は毎月の発売日が楽しみだった。
その「噂の真相」の編集長だった岡留安則氏が肺がんの為に
亡くなった。享年71。
雑誌休刊後は沖縄に移住したことは知っていたが、その沖縄で
飲食店を経営しながら基地問題について積極的に発言したこと
までは知らなかった。
最期の最後まで、反権力・反権威を貫いて旅立ったんだなぁ。
同誌には私の愛するナンシー関の連載もあり、岡留氏にによる
「編集長日誌」も楽しみだった。
いつから読み始めたのかは忘れたが、休刊までの間、他の雑誌は
買い忘れても「噂の真相」だけはきっちり買って、貪るように
詠んだ。
岡留編集長、ありがとうございます。そして、ご冥福を祈る。
『キャプテンの責務』(リチャード・フィリップ ハヤカワ文庫)
を読み始める。
2009年4月。アメリカ船籍の貨物船がソマリア沖で海賊により
シー・ジャックされた。乗組員を守る為に単身人質となった船長
が事件の真相を綴る。