求む!カマキリの卵

震災瓦礫の受け入れを表明している北九州市で試験焼却の
為の瓦礫が搬入された。

ここでひと悶着である。受け入れに反対する人たちが輸送車両を
取り囲んで搬入の妨害だ。警察が出動する騒ぎになって、結局は
8時間半遅れで運び込まれた。

放射能ヒステリーの人たちはどんどん先鋭化しているね。反対する
気持ちは分かるんだけど、車両のドライバーさんに抗議するのは
違うだろう。

長時間の運転に加え、長時間の車内監禁。お気の毒としか言えない。

自分たちの安全だけ守れればいいのか?もうちょっと人のことも
考えようよ。

『昆虫食入門』(内山昭一 平凡社新書)読了。

カエル、ヘビ、トカゲ、カンガルー、ワニ、コウモリ、カメレオン、
トナカイ、アルマジロ、ダチョウ。

思い出せる限りの食べたことのある鳥獣肉である。う〜む、他のも
何か食べているかも知れぬ。

しかし、虫となると僅か3種類だ。イナゴにハチの子、そしてザザムシ
である。あ、芋虫の入ったテキーラ(?)は飲んだことがあった。

最近はめっきり放送しなくなったが、タレントが外国に行ってゲテモノ
(これも失礼な言い方だが)を食べる番組があった。

気持ち悪いだなんだと大騒ぎしている姿は、見ていて気持ちのいいもの
ではなかった。虫だって地域によっては貴重なタンパク源なんだもの。

本書はゲテモノ扱いされがちな昆虫食の雑学を凝縮している。

読んでいると美味しそうなんだよな。特にトノサマバッタの素揚げとか。
でも、捕まえ様にも子供の頃ならいざ知らず、近年は家の近所で
バッタ自体を見掛けなくなったのだ。

アブラゼミは、ナッツ味」と書かれた下に、アーモンド、セミの子、
セミの親と写真を並べた帯も秀逸。本はタイトル買いとかジャケ
買いをするほうなのだが、この帯だけで買っちゃったもんね〜。

さぁ、あれだけの鳥獣肉を食らい、今でもイナゴの佃煮を食す私で
ある。もっと違う虫も食べられるはず。まずはカマキリベビーから
始めてみようか。