それでいいのか
子供が嫌いな野菜として名前が挙がることのおおいのがピーマン
である。あの独特の苦みが嫌われるらしい。
そんな野菜嫌いな子供でも食べられるのが「こどもピーマン」なる
野菜だ。ピーマンから苦みをなくした品種だそうな。
これならピーマン嫌いの子供でも食べられるらしい。でも、それって
もうピーマンじゃないよね。あの苦みがあってこそ、ピーマンの味だ
と思うのだけれど。
ピーマンじゃない「こどもピーマン」なら食べられるから、嫌いな野菜
が減りました…では、話が違うのではないだろうか。
子供の頃に食べたトマトは、今よりも青臭かった。それが時代と共に
甘味を重視した品種に変わってしまった。
こうやってどんどん野菜の味も変わってしまうのだろうか。なんか
おかしいと感じるのは私だけか?
まぁ、かくいう私も好き嫌いはある。イナゴやザザムシは食べられても、
パクチーは何度挑戦しても好きになれないし、香草類には苦手なもの
が多い。
極端な偏食は問題だろうけど、多少の好き嫌いはあっていいんじゃない
だろうか。それをどうにか工夫して食べさせるのが親の役目じゃないの?
『天皇陵の謎』(矢澤高太郎 文春新書)を読み始める。
古代の天皇陵とされている古墳のうち、確実に天皇が祀られているのは
わずかに数えるほどしかない。では、その他の陵墓には一体誰が祀られ
ているのか。
古代史専門の新聞記者だった著者が、日本古代史の謎を解説する。