大いなる妄想
昨日、経産省前を通りかかった友人からメールが入った。「寂聴さん、
パンストしてるよ」。
ネットのニュースでは「ハンスト」って書いてあったけどなぁ。「パンスト」
かよ。
まさかあの法衣の下に網タイツ穿いているとか?それとも最近流行の
柄の入ったセクシー・パンストなのか?
それを経産省のお役人様にチラチラ見せているんじゃないだろうな。
寂聴さん、そろそろ90歳に手が届くお年頃だぞ。
このメールだけで1時間は笑えました。有難う、普段から誤字・脱字の
多い友人よ。やっぱり持つべきものは友だねぇ。あ?使い方が違うか。笑。
『生きもののヘンな顔』(小宮輝之:監修/ネイチャー・プロ編集室:構成・文)
読了。
「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」は情熱の芸術家・岡本太郎
だが、「動物にだって昆虫にだって表情があってもいいじゃないか」が
本書である。
表紙カバーに掲載された写真だけでも十分楽しめるのだが、各ページの
写真はひとつひとつが面白くて飽きずに眺められる。
特に好きなのは死んだふりをしているヨーロッパヤマカガシ。このまま
ホルマリン漬けになっていても違和感がないくらい見事に死んでいる。笑。
水族館や動物園は好きなので幾度も足を運ぶのだが、これほどつくづく
と生き物の表情を観察したことはなかった。あくびをするライオンにつら
れてあくびをしたことはあるけれど。
ただね、写真につけられた噴き出しは少々邪魔なのよ。解説文もついて
はいるのだが、それもいささか中途半端なんだよね。
親子で楽しむお手頃写真集としてはいいかもしれないね。