コーヒーより普通に紅茶が好き

沖縄県知事選挙に立候補している佐喜真淳氏。その政策のひとつが
「女性の質の向上」ですって。

「質の向上」が最も望まれるのは政治家じゃないのかしらねぇ。

…梅から目線で何を言ってやがんでいっ!

『茶の世界史 緑茶の文化と紅茶の社会』(角山栄 中公新書
読了。

仕事に行く時、ステンレスボトルの3分の1くらいに濃いめの紅茶を
作り、目一杯の氷を入れて持って行く。仕事場に着くころにはキン
キンに冷えたアイスティになっている。

これを仕事中に飲む。紅茶を飲み干しても氷が残っているので、
今度はミネラルウォーターを入れて飲む。

でも、昼休みはブラックの缶コーヒーを飲んでいる。だって、ペット
ボトルの紅茶飲料は味が好きになれないのだもの。甘すぎたりするし。

だから、誤解されることがある。コーヒー派なのだ…と。以前の職場
では仕事中に助け舟を出してあげた同僚が、「お礼」と言ってわざわざ
缶コーヒーを買ってくれたくらいに。

あのね、実はお茶派なの。紅茶、緑茶、中国茶。お茶の方が圧倒的に
好きなの。でも、せっかく買ってくれたものに「これじゃない」とは
言えないよねぇ。

なので、ボストン茶会事件なんて「なんてもったいないことをするんだ」
と思っちゃうのだ。海に茶箱を投げ捨てるなんて…。私にくれ…ボソ。

本書はイギリスではどのように紅茶が一般的な飲料になったのかや、
明治政府が貿易品として力を入れた日本茶が何故、紅茶に敗北した
のかを追っている。

アメリカやカナダでは緑茶が広く飲まれたようだが、砂糖・ミルク
入りなんだよな。それじゃ緑茶の風味も何もありゃしないと思うのは、
やっぱり欧米人とアジア人の味覚に違いがあるからなのかな。

本書は1980年に初版が発行されているので、この間に外国人と日本茶
の関りも変化しているのではないかな。

紅茶のようにフルーツや直物で香りをつけたフレーバー日本茶なるもの
も登場しているしね。

でも、薫り高い日本茶はやっぱりそのまま楽しみたいと思うの。