行列のできる新刊書店

私はアメリカの悪口を言っていることが多いのだが、凄いなぁ
と思うことも多々ある。

トランプ政権の内幕を描いた『炎と怒り』(邦題)が出た時も
店頭に並んだそばから売り切れ続出だったし、今回新たに発行
された内幕本は発売日の午前0時から書店に長蛇の列。

ノンフィクション作品の発売を待つ人が書店に並ぶなんて光景、
日本じゃ見られないよね。

村上春樹作品や、一時は『ハリーポッター』シリーズの最新刊の
発売日には列が出来たことがあったけれど。

日本語に訳すと『恐怖』とのタイトルになる今回の作品、著者は
ウォーターゲート事件で有名になったワシントン・ポストの元記者
で、その後はアメリカの政権を長く取材して来たボブ・ウッドワード

これは私も読みたいわ。早川書房あたりが翻訳権を持ってくれない
かなぁ。日本での緊急出版を期待したい。

アイヌの遺骨はコタンの土へ 北大に対する遺骨返還請求と先住権』
(北大開示文書研究会:編著 緑風出版)を読み始める。

研究の名目でアイヌの墓から遺骨を盗掘し持ち去った学者たち。その
研究機関のひとつである北海道大学に対して遺骨返還の訴訟を起こした
アイヌの人々の闘いの詳細。