映画を通してみるアメリカ

秋篠宮眞子内親王殿下のご結婚に伴う行事が延期とのニュース
速報が流れた。ご結婚自体も延期される模様。

う〜ん…しばらく前から女性週刊誌などで報道されていた小室家の
金銭問題などが原因か。

一応、眞子さまのコメントが発表されてはいるが、納采の儀を来月
に控えての今回の延期は普通じゃない気がする。

眞子さまが心配だ…。

『予言するアメリカ 事件と映画にみる超大国の未来』(冷泉彰彦
 朝日新書)読了。

映画を通してアメリカ社会の変遷を考えるとのテーマでいいのかな?

1997年公開の「タイタニック」から、2017年公開の「ワンダー・
ウーマン」までを、それぞれの時代のアメリカの政治や世相に
照らし合わせて著者が解説をしている。

共和党民主党の2大政党制が生きているアメリカ政治を理解していない
と分かり難い部分もあるかと感じたが、映画作品自体の解説はこじつけ
部分も含めてなかなか面白かった。

西部劇の流れを汲む分かりやすい「正義」から、アンチ・ヒーローを
主役に据えた作品、圧倒的なヒーロー礼賛ではなくその闇の部分を
描く作品と、ハリウッドも社会の変化と共に映画作品自体を変化させ
ている。

なんて小難しいことを考えながら見てはいないんだけどね、私は。

でも、著者が指摘しているように1998年公開の「マーシャル・ロー」
は9.11後のアメリカを予言したような作品であるというのには納得。

所詮、映画や本というのは絶対的な理解の仕方があるわけじゃないので、
著者の解説もひとつの映画の捉え方と考えるのがいいのかもしれない。

アメリカ在住の著者だけあって、各作品の公開時のアメリカ人の劇場
での反応は興味深かったな。政治的スタンスで作品に対しての討論が
その場で起きるなんて日本じゃきっとないもの。