今も危険がある

安倍晋三が大相撲の表彰式に一切来ないのは、表彰状の漢字に
振り仮名を書き込めなからだろうか。

閑話休題

昨晩はNHKスペシャルの「未解決事件」シリーズを見た。赤報隊
名乗る犯人による朝日新聞阪神支局襲撃事件の再現ドラマのパート
だった。検証ドキュメントは今晩9時の放送。

普段、ドラマを見ないので知らなかったのだが元SMAP草磲剛くん
は演技が上手いんだね。ドラマの内容は少々格好良過ぎかな…とも
感じたが、全体としてよく作られていた印象だった。

このドラマのなかで草磲くんが演じた記者の台詞が非常に強く響いた。

「考えの異なる者を銃で撃ち殺し、それが正義だと主張したのが赤報隊
です。小尻記者に向けられた銃弾は自由な社会を求める私達一人一人に
向けられたものだ」

過去のことではないと思う。ドラマの中で「反日」という言葉が出て来る
のだが、あの当時より今の方がこの言葉が蔓延していやしないだろうか。

政権に疑問を持っただけで「反日」だと言われ、「反日」には何を言っても・
何をしてもいいと勘違いしているバカ野郎が増えていやしないか。

ドラマを見ながら危惧されたことがある。どこかの自称・愛国者赤報隊
の名を借りて同じようなことをしでかすんじゃないか…と。

尚、草磲くんが演じた樋田記者(既に朝日新聞を退職している)が事件を
追いかけた記録が2月下旬に出版される予定。是非、読みたい。

引き続き『ベトナムの少女 世界で最も有名な戦争写真が導いた運命』
(デニス・チョン 文春文庫)を読む。

ナパーム弾で負傷した後のキム・フックの火傷を本格的に治療したのは
バースキー・クリニック。創設者のアーサー・バースキー博士は広島の
原爆被爆者をニューヨークに招いて治療を受けさせた人物である。