その感覚が分からん
元首相、羽田孜氏がなくなった。政界引退以降も、時々「時事放談」
などで姿を見ていた。享年82。ご冥福を祈る。
閑話休題。
先週末からTwitter上でやたらと関東大震災の時の朝鮮人虐殺に
ついての内容が流れていると思ったら、原因は都知事・百合子ちゃん
の発言だったんだね。
「三国人」発言の石原慎太郎だって、朝鮮人犠牲者追悼式に追悼文
を出してていたのに、今年は出さないんだって。
そして「すべての災害関連死」と一くくりにしちゃった。地震やそれに
伴う火災に巻き込まれて亡くなった人と、デマが原因でなんの咎も
なくなぶり殺しにされた人を一緒にする。その感覚が分からん。
案の定、「朝鮮人虐殺は捏造」だとか「デマで殺されてもしょうがない」
みたいな意見がネット上に溢れていて、気分が悪くなたわ。
いくら歴史を改竄しても、事実はひとつなんだけどな。
群馬県内で17人の朝鮮人が殺されたことに強い怒りを抱き、その
怒りを噴出させた萩原朔太郎の詩を以下に記す。
朝鮮人 あまた殺され
その血百里の間に連なれり
われ怒りて視る、何の惨虐ぞ
引き続き『黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う』(ブライアン・
スティーブンソン 亜紀書房)を読む。
アリバイもあるのに死刑判決ってなんだよ。