言論封殺
酷い話だ。8月下旬にスイス・ジュネーブで行われる軍縮会議に
2014年i以来、日本から派遣されている高校生平和大使の演説
が今年は見送り…だと。
これはジュネーブ軍縮会議日本政府代表部の判断だそうだ。
あれですかね、被爆国でありながらなんだかんだと屁理屈を
こいて核兵器禁止条約に参加してないから、自国の高校生が
演説で核兵器禁止条約に触れると面子丸つぶれになるから
ですかね、外務省さん。
核の悲惨さを世界に訴える数少ない機会なのにね。ジュネーブへ
行く高校生たちも一生懸命に演説の練習をしたと思うのよ。
「核兵器のない世界」の実現を訴えるには唯一の被爆国である
日本が声を上げないでどうするんだろうと思うわ。
世界の舞台での言論封殺ですか、そうですか。頭おかしいわ、
外務省。
『戦争を悼む人びと』(シャーウイン裕子 高文研)を読み始める。
太平洋戦争での加害の記憶を語った元兵士たち、そしてその記憶
を伝え続けようとする人たちへのインタビューをまとめた1冊。