内親王としての36年

細野豪志民進党離党か。まぁ、いんじゃないですかね。
ただ、彼が「政権交代可能な新党を作る」ってのには懐疑的
だけどね。

民進党から何人ついていくのかな。どうせならこの際、民進党
解党でもいいんじゃないでしょうか。

『ひと日を重ねて 紀宮さま 御歌と御言葉集』(紀宮清子 大東出版社)
読了。

既に降嫁されて黒田清子さんになっているのだが、私は今でも
内親王時代にお呼びしていた「サーヤ様」って呼んでしまうの。

昭和天皇香淳皇后の間には5人の内親王(おひとりは夭折)が
いらっしゃったが、今上陛下と美智子皇后のただ一人の内親王
であり、降嫁されるまで両陛下をお支えした頼もしきお方である。

秋篠宮眞子内親王殿下は「私の眞子さま」と言うくらいに私は
大好き。眞子さまも気品があってご立派な内親王殿下であら
せられるが、やっぱり昭和生まれの私にとっての「ザ・内親王
と言えばサーヤ様なのである。

本書は降嫁されるにあたって出版されたのかな。御歌と公務の
際のお言葉、お誕生日ごとの文書回答を収録している。

お言葉にも、お誕生日の回答にもお人柄が現われていると感じ
た。皇族というお立場で発せられるお言葉にはいろいろと制約
もあるだろうが、気配り・心配りが伝わって来るお言葉が多かった。

折々に触れられるご両親陛下、ふたりの兄宮様とのお話は少し
ではあるが皇族の素顔を垣間見させてくれる。

特に硬化されるにあたり36年を振り返ってのお言葉のなかで、
平成5年に美智子皇后陛下がお倒れになられたことに触れられ
た箇所は重く響く。

御幼少期からの写真も豊富。私の眞子さまも両陛下の初めての
お孫様として御幼少期は多くのお写真が公開されていたが、
ある時からぱったりと出なくなってしまった。なので、サーヤ
のご成長がうかがえるお写真の数々はとっても嬉しい。

大学時代には古歌を研究課題にされただけあって、本書では
サーヤ様の御歌にたくさん触れられた。プロの歌人からも高い
評価を受けたと言われるサーヤ様の御歌は選ばれる言葉も
美しい。

先般、ご高齢になった池田厚子様に代わり、サーヤ様が伊勢神宮
の祭主になられたとの報道があった。伊勢神宮であの神々しい
お姿が拝見できるのね。