マッティはみんなの中にいる

今日は盛りだくさんだな。「文春砲」ならぬ「新潮砲」が放った
自民党今井絵理子センセイの不倫疑惑なんて小さい、小さい。
そもそも、こんな人寄せパンダみたいな人はどうでもいい。

森友学園の籠池夫妻の事情聴取は昨夜から言われていたが、
「逮捕へ」って書いちゃったのはゴミ売り新聞。官邸リークです
かねぇ。聴取後、夕方にはお帰りになられましたな。

民進党蓮舫代表が代表辞任。支持率が伸びないのはこの人
ばかりのせいではないと思うのよ。民進党はいっつも内部でゴタ
ゴタしているから求心力がないと思うの。蓮舫さんの後に誰が
代表になっても変わらないんじゃないかな。

そして、防衛省の背広組と陸自の制服組トップの引責辞任
可能性が報じられたので、稲田防衛相はいつまで「恋々と地位
にしがみついている」のかと思ったら、夜になって辞任だと。

速報では「引責辞任」になっていたが、「隠蔽辞任」の間違いだろう。
さぁ、また被害者ヅラでもするんですかね、朋ちゃんは。もう、潔く
政治家もお辞めになればよろしいのに。弁護士とのしても能力が
ないようだけどね。

『マッティは今日も憂鬱 フィンランド人の不思議』(カロリーネ・
コルホネン 方丈社)読了。

混んでるところが苦手→うんうん。ゴールデンウィーとか外出したくない。
馴れ馴れしいのが苦手→リアルでもネットでも苦手だわ。
褒められるのが苦手→こそばゆいんだよね。
自己アピールが苦手→大体、アピールすべきポイントが見つからない。
雑談が苦手→もっぱら聞き役。妄想を話しても理解されにくいのだ。
スピーチ…苦手!→分かるぅ〜。

テルテル坊主のようなマッティは、典型的なフィンランド人との設定
なんだけど、なんとまぁ、共通点が多いことか。フィンランド人は「北欧
の日本人」と言われるからなのかしらね。

本書は2016年にフィンランドで一番売れたコミックだそう。絵も文章も
シンプルで「フィンランド人あるある」の紹介なのだ。

例えば…洋服を買おうと思ってお店に行くと、すぐに店員さんが話かけ
てくることがあるでしょう。あれ、とっても苦手なの。マッティも私も。

ナマケモノだと思われたくなくて、具合が悪くても出社」なんて日本人、
結構いると思うの。

そして、平穏と静けさとパーソナル・スペースをとっても大事にしている
マッティに、私はとても共感して、マッティが自分の姿かと思うとくすっと
してしまう。

地理的には遠いフィンランドだが、マッティを見ていると親近感が湧く。
きっと、誰のなかにもマッティはいるんじゃないかしら。

これは手の届くところに常に置いておきたい1冊である。