伝説の1時間19分

その昔、私はプロ野球ファンだった。阪急ファンだったんだよね。
だからって訳じゃないけど、オリックスに身売りしてから徐々に
プロ野球自体に興味をなくした。

その阪急ブレーブスを率いた名称・上田利治氏が亡くなった。
肺炎だそうだ。享年80。

上田監督と言えばやはりこれ。1978年のヤクルトとの日本シリーズ
第7戦。ヤクルト・大杉選手の打球を巡っての1時間19分の猛抗議。

コミッショナーまで出て来てやっと試合再開だったんだよね。

プロ野球には名将と呼ばれる監督は何人もいるけれど、私のなか
では上田監督が史上最高の監督だった。

「勝った時は選手に聞いてくれ。その代わり、負けた時は俺に聞け」

これが大好きだった。ご冥福を祈る。合掌。

雑誌消化の為、『地下道の鳩 ジョン・ル・カレ回想録』(ジョン・ル・カレ
 早川書房)は小休止。