誰か止めろ

「日本とフランスは、自由、民主主義、人権、法の支配といった
普遍的価値を共有する特別なパートナーだ」

フランス大統領選で勝利したマクロン氏に対しての、でんでん晋三の
祝辞である。国民の自由も、人権も、法の支配も無視しようとしている
のに、どの口が言うかである。

ゴールデンウイークで休養十分で、暴走に拍車がかかっているような
でんでん晋三。今日の国会答弁も酷かった。

「“ずぶずぶの関係”とかいう品の悪い言葉は使うのをやめた方がいい
ですよ。それが民進党の支持率に表れている。はっきり申し上げて、誰
もそういう姿勢は支持しませんよ。私も親切に申し上げているんですけど
もね。民進党にもしっかりと野党として、中身のある質疑をしていただき
たい。少しはね、少しは」

森友学園問題で昭恵夫人森友学園と”ずぶずぶの関係と言われたら
これだよ。品が悪いのはどっちだよ。

そして、憲法改正の考えを問われたら「読売新聞を熟読して」だってさ。
質問していた民進党・長妻氏も呆れていたし、浜田委員長からは注意
されていたけれど、でんでん晋三は頭が悪いからどこがいけないのか
理解していないんだろうな。

自民党議員の皆様、総裁がこれでいいんですか?誰か止める人は
いないんですか?

しかし、読売新聞はいつから「官報」になったんだ?まぁ、今までも「権力
の忠犬」だから、格上げってこと?

バカが政治をやっているとネタが尽きないんだが、もういい加減にして
くれないだろうかと思うのよ。なので、ちょっと気に入っている宮澤喜一
さんの言葉を貼っておくわ。

「国民が「ここを変えないと困る」といった具合に、改憲を積極的に求めて
いるとは思えない。確かに「改正は必要か」と問われれば、「そう思う」と
答えるんでしょうけど(中略)憲法を作るのは国民であって、それより先に
国家や憲法があるわけではない。」

引き続き『名編集者パーキンズ 上巻』(A・スコット・バーグ 思想社文庫)
を読む。

フィッツジェラルドに続き、トマス・ウルフも壊れる…。