苦悩の末の決断

この1週間、ずっと悩んでいた。仕事帰りにほぼ毎日、新刊書店に
立ち寄って、しばらく眺めて帰宅するを繰り返していた。

それなに買っちゃったよ、今日。1冊5000円也。これ、本当にお財布
に優しくない値段なのだけれど、残り2冊しかなかったのだもの〜。

イギリスの機密情報をソ連に漏えいし続けていた「ケンブリッジ
ファイブ」のひとり、アントニー・ブラントの評伝である。

同じく「ケンブリッジ・ファイブ」であったキム・フィルビーの評伝も
買って積んだままになっているのに、いつ読むんだよ自分。

でもさ、見掛け時に買わずに後で後悔することを繰り返して来た
から今回は思い切って購入してしまった。

大型本、上下2段組みで約600ページの大作である。さぁ、私は
いつになったら読み始めるのでしょうか。

せっかく2月に積んだままの新書を消化したのに、増やしてどうする
んだと我ながら思うわ。

ついでにゲイ・タリーズの新刊まで買っちゃったしな。ブツブツ…。

百名山の人 深田久弥伝』(田澤拓也 角川文庫)を読み始める。

古典的名著『日本百名山』を著わした作家であり、登山家でもあった
深田久弥の生涯を追う評伝。