連帯

トルコでロシア大使が射殺された。犯人はトルコの警察官。現場に
駆けつけた警察との銃撃戦で、既に殺害された。

「シリアを忘れるな、アレッポを忘れるな」と叫んでいた映像をニュース
で見た。アサド政権を擁護しているロシアに対する抗議の意味もあった
のだろうが、人を殺してはいけない。

ドイツ・ベルリンでは買い物客で賑わう屋外市場に大型トラックが突っ込み、
多数の死傷者が出ている。容疑者の身柄が確保されているが、パキスタン
出身で2月に難民としてドイツに入国していたらしい。

スイス・チューリッヒではイスラム教の施設で銃撃事件。こちらはテロなのか
不明みたいだね。

ドイツのトラック突入事件を受けてフランス・オランド大統領は「ドイツ国民、
それに犠牲者の家族に連帯の意を表明する。この出来事はヨーロッパ
全体を震撼させるもので、フランス国民はドイツの人々と哀悼の意を分かち
合う」との声明を発表した。

ヨーロッパだけじゃないと思うのだけれどな。こういう英名を出すことに
よって、ムスリムや難民の方たちに対する偏見が強まるような気がする
のだけれど。

連帯を呼び掛けても、結局それは同じキリスト教を信じる国だけの連帯
だってことだよね。

引き続き『愛のための100の名前 脳卒中の夫に奇跡の回復をさせた
記録』(ダイアン・アッカーマン 亜紀書房)を読む。

自在に言葉を操っていた人が、思うように言葉を口に出来ないって
辛いだろうな。