どんな決意だろう
「私の世代で、この問題に終止符を打つ。この決意で臨みたい」
今週末のロシア・プーチン閣下来日を目前にして、北方領土の元島民との
面会で安倍晋三がこんなことを言っていた。
「終止符を打つ」かぁ。「返還させる」じゃないから、ロシア側が「平和条約
は締結しない。北方領土は我が国の領土。以上、終わり」と言っても「終止
符」ってことになるんだよね?
プーチン閣下の来日に先駆けて岸田外相がロシアを訪問していたのだが、
なんだかお気の毒になった。ラブロフ外相からは握手を拒否され、プーチン
閣下は会談に2時間の遅刻である。
まぁ、閣下の遅刻魔は今に始まったことじゃないけどね。ローマ法王さえ
40分も待たせたお人だから。
子ブッシュ時代のコンドリーサ・ライスさんのように、外交ではラブロフ外相と
喧嘩しながらも仲がいいって関係を日本の大臣は築けないのかなぁ。
そうだ!プーチン閣下を肘でつつける麻生太郎に外務大臣を兼任しても
らえばいいのじゃないか?それじゃ太郎が忙し過ぎるか。
さて、今週末の首脳会談。私は北方領土問題は進展なしとみているの
だが、どうなるのでしょうか。
国後と択捉にはロシアがミサイルを配備しているんだよな、射程は北海道。
う〜ん…。
引き続き『プーチンの実像 証言で暴く「皇帝(ツアーリ)の素顔』(朝日新聞
国際 報道部/駒木明義/吉田美智子/梅原季哉 朝日新聞出版)を読む。
ある日のプーチン閣下とドイツ・メルケル首相との電話での会話。
メルケルさん「その件はオバマ大統領に伝えておくわ」
閣下「いや、アメリカにはもう聞こえているだろう」
メルケルさん「そうれもそうね」
怖いわ、このふたり。盗聴されていることが前提かよ。尚、CIAはメルケル首相
の携帯電話は盗み聞きしていたが、我が国首相の安倍晋三の携帯電話は
盗聴してくれなかった模様。
…相手にされていないのか。