どちらがましか

ヒラリー・クリントンvsドナルド・トランプとなったアメリカの大統領
選挙。どちらも好感度が低い。

ということは、「より、ましな方を選べ」ってことなんだろうな。アメリ
有権者も大変だ。

戦死したイスラム教徒の軍人遺族を侮辱した、その批判も収まらない
うちに、今度は赤ちゃんに喧嘩を売るトランプ氏。

集会で泣き出した赤ちゃんに「出て行け」はないだろう。赤ちゃんは
泣くのが仕事である。

共和党内もトランプ氏指名でぎくしゃくしているようだものね。

だからってヒラリーがいいかって言えばこちらも問題。好感度を上げよう
と思ったのか、言うことがコロコロ変わる。

国務長官時代の来日の際、どうしても皇后陛下に会いたかったらしく、
スタッフに日程を調整するように言ったら「政治的問題になるので国務
長官としては訪問できません」と言われ、「だったら、元大統領夫人と
して会うわよ」と無理矢理皇后陛下に会いに行ったものな。

さぁ、ヒラリー・クリントンと、ドナルド・トランプ。ましなのはどっち?

『『きけわだつみのこえ』の戦後史』(保坂正康 文春文庫)を読み始める。

「不戦の誓いの書」として長く読み継がれている戦没学徒の遺書や手記
を集めた『きけわだつみのこえ』。しかし、そこには編集過程で改訂や
恣意的な削除があった。

戦没学生の思いや遺族の気持ちがどのように踏みにじられて行ったか
を追ったノンフィクション。