選考方法の変更

「国歌を歌えないような選手は日本の代表ではない」

昨日行われたリオ・オリンピック代表選手団の壮行会で、森喜朗
こんな発言をしていた。

この壮行会では陸上自衛隊中央音楽隊の松永美智子陸士による
国家独唱があったのだが、その直後の発言らしい。

えっと…「国歌斉唱」ではなく「国家独唱」なんだよね。場内のアナウンス
も「国家独唱」と言っていたそうだけれど、森喜朗は「独唱」と「斉唱」の
区別がつかないのかしら。

「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でござい
ます」

これは2004年秋の園遊会に招待された、当時の東京都教育委員であり、
棋士米長邦雄氏の発言だ。

この発言に対し、今上陛下は「やはり、強制になるということではないことが
望ましい」とお答えになっていらっしゃる。

森喜朗、大御心に思い切り背いてるじゃん。

壮行会ってのは「頑張って来てね〜」って激励する為のものだろう。そんな
ところでこの発言。選手たちもお気の毒だわ。

森って東京五輪パラリンピックの組織委員長だよね。もうさ、五輪代表
選手は記録会とかじゃなくて国歌を歌えるかどうかで選考したらどうだ?

『シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧』(エマニュエル・トッド
 文春新書)を読み始める。

「シャルリ・エブド」襲撃事件を受けて2015年1月、フランス各地で行われた
「私はシャルリ」デモ。「表現の自由」を掲げて行われた大規模デモに違和感
を感じた著者が、排外主義が台頭するヨーロッパを分析する。