日本人の為に流す涙はなないのか

5年前の東日本大震災の際、アメリカ軍はいち早く日本に掛けつけ、
「トモダチ作戦」を実施した。アメリカ本国の思惑はどうであれ、
我が国の自衛隊同様、頼もしかったし有難かった。

その「トモダチ作戦」に従事し、深刻な事故を起こした福島第一原子力
発電所沖で被曝したアメリカ海軍の元兵士たちが、東京電力に対して
集団訴訟を起こした。

この元兵士たちの話を聞き、「救援活動に全力を尽くしてくれた米国の
兵士たちが重い病に苦しんでいる。見過ごすことはできない」と涙した
のが小泉純一郎元首相である。

マスコミは美談のようにこの話題を取り上げたけど、違うんじゃないのか
な。

何故、米兵の為に涙したら美談なの？福島の子供たちは？福島第一
の事項当時、SPEEDIのデータが公表されずに放射能が拡散した方向
へ避難し、初期被曝した人たちのことは？

米兵が被曝してるのなら、我が国の自衛隊員も被曝してるんじゃない
のだろうか。

小泉さん、おかしいと思わないのかな。細川の殿と一緒に脱原発を
掲げているけれど殿同様、どこまで本気なのか分からんわ。

首相当時もアメリカのポチだったけれど、今もそうなのかしらね。

『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』（蓮池透
　講談社）を読み始める。

2002年9月17日の小泉純一郎首相（当時）の電撃訪朝から、北朝鮮
による拉致被害者問題が一気に動きを見せた。

しかし、その裏には報道されない様々なことがあった。1978年に拉致
された蓮池薫氏の兄であり、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」
の事務局長を務めた著者による作品。