利用者無視
4月1日から首都圏の高速道料金が変わる。何度も料金改定をしている
から「ああ、またか」って感じなんだけれど、今回は酷いわ。
建設時期やかかった費用によってそれぞれに料金水準が異なるはず
なのだが、今回はそれを統一しようって事らしい。
そんなことを考え出した国土交通省の狙いは「圏央道が思ったほど
利用されてないから圏央道を使ってもらえるようにしよう」なのだ。
阿呆かと思う。高速道路料金ってのは受益者負担が原則のはず。
料金設定が高めの圏央道を使うか、若干安くても渋滞している
首都高を通過していくかは利用者の選択に任せればいいのに。
しかも圏央道はまだ全線開通して言いないし、外環道だって三郷南〜
高谷の開通時期は決まっているが、大泉から先なんてまったく目途が
立ってないじゃん。
今回の料金改定、例えば海老名以西から圏央道を通過して久喜以北へ
行くなら安くなるのだろうけれど、圏央道の内側からの発着なら高いんだ
よね。みんながみんな、圏央道を使う訳でもなし。
せめて外環の大泉から先の開通の目途が立ってからにしたらよかった
のに。まぁ、東京オリンピックを睨んでの都心部流入車両の抑制もある
んだろうな。なんせ、首都高に専用レーンを作ろうとしているくらいだから。
もうちょっと利用者のことを考えた方がいいよ、国交省。
『福島第二原発の奇跡 震災の危機を乗り越えた者たち』(高嶋哲夫
PHP)を読み始める。
やっと出たっ!福島第一原子力発電所の事故が日本全国の耳目集めた
頃、第二原発も危機に陥っていたんだよね。