なし崩し

すったもんだの末、ザハ案のデザインが白紙になって新たに隈研吾
デザインが採用になった新国立競技場。建設費の上限は1490億円が
建設費の上限だ。

それなのに、自民党から「椅子は木製で」なんて案が飛び出して来た。
狙いは国内の林業振興だとか言うが、追加にかかる費用は数十億円
らしい。

「(建設費の)上限を超えたら急に国民が怒り出すとも思えない」
「カネのことは(党に)任せて」

阿呆ですか。費用は「寄付を募る」そうだが、十分に集まる見込みが
あるんだろうか。あのさ、金は自然と湧いて出るもんんじゃないんだぞ。

結局、寄付が集まらなかったら税金投入になるんでしょう。まずは言い
出した人たちが自分の資産から寄付してくれないかね?

これじゃあさ、建設費に上限を設けた意味がないんじゃないの?今後も
なし崩しに費用が膨らむんじゃないか?

『無戸籍の日本人』(井戸まさえ 集英社)を読み始める。

民放の規定により自身の子供が1年間無国籍になってしまった著者が、
「存在するが存在しない」ことになっている無戸籍者問題を描く。