どこを誤解しろと?

「それが一つと、よく従軍慰安婦の問題が出るんで。日本でね、売春禁止
法ってのができたのは私の記憶では昭和34(1959)年だったと思うんだ
よね。それまでは売春婦と言うけれど職業としての娼婦(しょうふ)ですよ、
ビジネスですよ。これをね、何か犠牲者のような宣伝工作にね、惑わされて
過ぎてんだよね。
彼らは仕事として最近まで、今はどうか知らないけれど、今でもやってんの
かね。韓国なんかでね、妓生(キーセン)パーティーってのは年がら年中、
日本の観光客が来て、みんな韓国の外交・商業活動でしょうよ。営業活動で
やっているわけでしょう。
そんなのは職業としての売春婦ということをね、もうちょっと、私は遠慮するこ
とはないと思うんだよね。そういうことを遠慮しているから、間違って日本でも
韓国でも広まっちゃうんじゃないかと思うんですね。そういうことをよろしくお
願いしたい。」

こんな発言をするのが元文部副大臣である。自民党桜田義孝センセイだ。
既に発言は撤回したようだが「誤解を招くところがあった」って何だろう。

どこが誤解を招く箇所かな?一応、問題の発言部分をすべて載せてみた
のだが、要約すれば「被害者面してんじゃねぇよ」ってことでしょう。

問題となる発言は往々にして本音である。なので、桜田センセイの本音
がこれなんだろう。少しは歴史を勉強した方がいいんじゃないかね、元
文部副大臣なんだからさ。

それにしても品格も品性もない発言だこと。恥ずかしいわ。

引き続き『単一民族神話の起源 <日本人>の自画像の系譜』(小熊英二
 新曜社) を読む。

やぱり「進め一億火の玉だ」と「一億総活躍」は似てるな。「火の玉」の方は
日本国内だけじゃなく日本が統治していた台湾・朝鮮の人口も含めてだけ
ど。