未来への遺産

もうねぇ、なんで責任のなすり合いをするかね。新国立競技場の
建設費用の問題である。

やっとこさ公の発言をした安藤忠雄は「なんでこんなに増えている
のか分からない」と言い、舛添東京都は「500億円出せだぁ?国の
事業だろう」と言い、下村文科相は「選考がずさん」と言い…。

ずさんだろうよ、そりゃ。一部の報道によれば費用を考えず、見た目
インパクトだけで決めたそうじゃないか。あのこっぱずかしいデザイン
を。

メカ化したカブトガニか?それとも自転車レースのヘルメットか?
女性器に見える…なんて言っていた人もいたなぁ。

どうすんの?約3000億円。仮設スタンドや開閉式の屋根の費用は
別のようだけど。

森元首相は「50年後、70年後の遺産になる」と言っていたが、それは
どこかの国の共産党ホールのような廃墟としての負の遺産じゃない
だろうな。

江口寿史の正直日記』(江口寿史 河出文庫)を読み始める。

ギャグ漫画家・江口寿史がホームページ上に掲載した日記の書籍化。
このところ重いテーマが続いたので、少々頭休め。