不思議の国パキスタン

2012年、パキスタンでひとりの少女が複数の男たちに銃撃され、
生死の境を彷徨うほどの重傷を負った。この時、15歳だった少女
は、のちにノーベル平和賞を受賞することになるマララ・ユスフザイ
さんである。

今年4月、襲撃犯10人が終身刑を言い渡されたとの報道があった
のだが、どうもこれが誤報だったらしい。10人中8人が証拠不十分
で無罪判決を受けたというのが事実だとか。

ただ、無罪判決を受けた8人にはマララさん襲撃以外の容疑で
現在も釈放はされていないそうだ。

う〜ん、よく分からないわ。パキスタンっていう国は。未だ彼女が
帰国したら再度襲撃するとの声明を発表してしている組織もある
のだよね。

事件を解明する気があるんだろうか。なさそうだけど。

今でもパキスタンの少女たちは命がけで勉強しているんだよな。
同じような事件が起きないことを祈りたい。

女性に生まれた。それだけで、命を脅かされる世界がなくなり
ますように。

『<辞書屋>列伝 言葉に憑かれた人びと』(田澤耕 中公新書
を読み始める。

気の遠くなるような時間がかかる辞書の編纂。洋の東西を問わず、
言葉の収集に情熱を燃やした人々の人物像を描く。