1800人

さて、先日、閣議決定して安倍晋三が記者会見で寝言を言って
いた戦争法案。あ、戦争法案って言われるのはお気に召さない
のだっけ。

その安全保障法制に反対する野党から「自衛隊から戦死者が
出るのではないか」との懸念に対抗する為か、安倍晋三
妙な数字を持ち出して来た。

「現在まで(自衛隊では)1800人が殉職している」

はぁ?その殉職者の数字は「戦死者」ではないよね。任務中の
事故による殉職だよね。まったく違う理由での死者数を持ち出し
て、誤魔化そうとしたってそうは行きませよ。

しかも、この数字には上官による「いじめ」で自死した隊員も
含まれているはずだぞ。

耳にタコが出来るほど聞かされた「アメリカの戦争に巻き込まれる
こはない」とも言っていたが、そりゃそうだろう。

だって、今回の戦争法案じゃ「自ら突っ込んで行く」のだから。

今までの後方支援に比べ物にならないくらいに自衛隊の危険性は
増すはずだ。それをきっちり説明せんかいな。「政治家には説明
責任がある」んだろう。

『裏切りの血統』(アンソニー・ケイヴブラウン 原書房)を読んでいる。

セント・ジョン・フィルビィとキム・フィルビィ。父子2代に渡り大英帝国
の公務員でありながら、祖国からは「裏切り者」とされた親子の軌跡
を追う。