戦争と平和を考える

官房長官が沖縄訪問。翁長沖縄県知事と会談した。これって
「会いましたよ。話をしましたよ」っていうアリバイ作りかな。

県知事が上京した時、官邸側は面会を拒否なかったっけ。
今になってねぇ。ふ〜ん。

『平和主義とは何か 政治哲学で考える戦争と平和』(松元雅和
 中公新書)読了。

安倍晋三が言う「積極的平和主義」の概念がよく分からない。
これまで「積極的平和主義」と言うのは戦争や紛争がなく、
貧困や差別が存在しない社会を作ることだと思っていたのだ
けれどね。

どうも安倍晋三が口にする「積極的平和主義」は私が思っていた
概念と相当のかい離があるらしい。てか、よく分からないんだな。
安倍の言う「積極的平和主義」が。

教えて〜。エライ人。

という訳で、「積極的平和主義」は脇に置いておいて「平和主義」
について考えてみた。

本書では平和主義を「絶対平和主義」と「平和優先主義」に2分類
している。これは非暴力の平和主義と条件付き平和主義ってこと
でいいのかな。

戦争や紛争がないに越したことはない。ただ、人類の歴史は
戦争の歴史でもあるんだよね。常々、思っているんだが戦争に
良いも悪いもない。それは、国が人を殺すことだから。

改憲が叫ばれるようになって久しい。日本国憲法は「平和憲法
とも言われて来た。それを変えようとしている。否、変えたいと
強く願っている人たちがいる。

平和であっちゃいけないんだろうかと思う時がある。「平和ボケ」
と言われようと、平和であることは重要なことなんじゃないかな。

例えば日本がどこかの戦争や紛争に参加したとしよう。私自身が
そこで戦う訳じゃないんだが、そこで失われる命に無関心では
いられないと思うんだよね。

日本では武器輸出三原則が見直された。海外に供与される日本の
武器が誰かを殺傷する。考えただけで嫌だわ。