強風注意

週1回の整体へ行く前にコーヒーショップで本を読みながら
ちょと一服中。隣の席にはスーツ姿のお兄さんが2人。

意識して聞いていたわけではないが、席が近いので隣の
会話が耳に入って来る。どうやら一人は新入社員らしく、
先輩社員の説教が始まったようだ。

ありゃりゃ。そんなやる気を挫くようなこと言ったらダメじゃん。
いろんな思いを胸に新社会人になっただろうに。こんなに早く
全否定って…。

そりゃね、自分が思い描いた社会人にはなれないかもしれないよ。
でもそれって仕事をしていく中で壁にぶつかった時などに言う内容
なのじゃないのかな。

「考えが甘い」「プライドが邪魔している」。そんな言葉ばかりを
繰り出されたら、やる気も失せるよね。

あ、早めに潰しちゃおうってことなのかしら。それにしても今日の
先輩風は強風だったわ。

あんまり気分の良くない話ばかりだったので、早めに店を出た
のだが、あの後、新人くんはどうしたろう。ちょっと気になった。

『平和主義とは何か 政治哲学で考える戦争と平和』(松元雅和
 中公新書)を読み始める。

平和主義と一口に言っても思想は様々。説得力のある平和主義
とは何かを探る。

「戦争をそそのかした者が実際に戦場に出ることはほとんどなく、
最前線に立つことなどないに等しい。戦争の火を煽るのは、
たいていの場合、貧困層を働かせて放蕩生活を送る連中なのだ。
兵士の大部分は、普通その国の貧困層出身者が多い。彼らは
武装すると、数セントの日給と引き換えに、厳しい軍隊生活に
耐え、死地へと導かれる運命をたどらなければならない。」

19世紀にニューヨーク平和協会を設立したD・ドッジの言葉だ
そうな。説得力あるな。