予約完了

昨年編纂が終わり、今上天皇に奉呈され、一般公開もされた
昭和天皇実録」。今年から一般公刊本が発売される。

よく訪れる新刊書店で予約申込書を貰って来たのは先月
だった。必要事項を書いたままクリアファイルに保存して
すっかり忘れていた。

昨晩、やっと思い出して今日の仕事の帰りに新刊書店に
寄って申し込みをして来た。第1巻の刊行が今月27日だ。
ギリギリセーフだよ。よかったぁ。

1冊1,980円はお手頃価格なのだが、1巻につき約800ページ
あるらしい。しかも全19巻発行完了まで5年の長丁場。

まぁ、いっぺんに通読しなくてもいいかもしれないが、
5年は長いわぁ。

その間にお願いした新刊書店が閉店しないことを祈りたい。

尚、発行元は東京書籍。岩波書店と違って直接サイトから
予約できないのが難点なんだよな。

引き続き『福島と原発 誘致から大震災への五十年』(福島民報社編集局
早稲田大学出版部)を読む。

「エリートとは情報や知識を独占的に持つ首相官邸経済産業省
原子力安全・保安院原子力安全委員会東京電力などの幹部を
指す。ほとんどが難関といわれる大学を卒業し、きらびやかな
経歴を誇る。
 これらの人々は、情報や知識を持たない大衆が原発事故で
パニックに陥ると勝手に想像した。その一方で、自らが右往左往
してパニック状態になり、情報発信などをめぐって混乱した。
 だが、多くの国民は情報が少ない中にあっても冷静に行動し、
パニックはほとんど起きなかった…。」

「エリートパニック」なんて言葉があったんだ。エリートか
どうかは知らんが、原発事故当時の国の迷走はまさにこの
記述通りなんじゃないのか。