ゲスの極み

先日、2月11日は故ネルソン・マンデラ氏が釈放された日である。
奇しくもその日の産経新聞に掲載された作家・曽野綾子のコラム
が物議を醸している。

「もう20〜30年も前に南アフリカ共和国の実情を知って以来、
私は、居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて
住む方がいい、と思うようになった」
「日本でも移民を受け入れた上で、居住区を分けた方がいい」

アパルトヘイトのススメじゃねぇか。こりゃ、海外メディアに
一斉射撃されてもしょうがないわなぁ。

保守の論客とか言われているけどさ、ただのレイシストでしょ。
ヘイトスピーチをがなっているたわけどもの背中を押すような
発言でもあるわなぁ。ゲズの極みだ。

産経新聞だからどんなたわけた記事が載っても驚かないけど、
こればっかりは載せる方もどうかと思うわ。

この人、福島第一原発事故について「東電に責任はない」とか
も言ってたよね。それ、被災地へ行っても言えるのかしら。

安倍晋三共々、自分は安全な場所にいて現実を見つめることが
出来ずに好き放題言ってるでしょ。世界から蔑まれてますよ、
綾子センセイ。

南アフリカの方々は命がけでアパルトヘイト廃止への運動を
して来たっていうのに。本人になり替わってお詫びしたいわ。
本当に申し訳ない。こんな作家が日本にいて。

堪った月刊誌・週刊誌を消化していたので『ベトナム戦争
アメリカ ─もう一つのアメリカ史─』(白井洋子 刀水社)は
小休止。