釈然としない

困っていることや悩んでいることがあったとする。自分ひとりで
考えてもどうにもならない。

そんな時、「え〜いっ。どうにかなるさ」と開き直るのが常だ。
だが、時折、人の意見を聞きたい時がある。往々にして自己解決(?)
してしまうので、私としては稀なことなのだが。

その稀な機会に誰かに相談したとする。話を聞いてくれるだけでも
気持ちが軽くなることもあるが、その結果どうなったかを報告する。

これが私が体験して来た流れなのだが、相談するだけ相談して
結果をさっぱり報告しないってありなの?

古くからの友人たちは「あれね、こうしたから」と報告してくれる。
だから、そういうものだと思っていた。でも、今回、言いっ放しに
遭遇して少々戸惑っている。

結果が出ていないのならそれでもいいんだけど、せめて「あの件、
もう済んだから」の一言もないってさぁ。

元々は私にはな〜〜〜〜んの関係もない話。それに巻き込んだ上、
「メールする」と言ったのに一向にメールも来ない。

こういうのって普通なのかしら。今までにないことなので
釈然としないのだが…。うーむ。

『冬の喝采 運命の箱根駅伝 上』(黒木亮 幻冬舎文庫)を
読み始める。

生まれ育ったのは北海道の雪深い町。少年はふとしたきっかで
陸上競技に出会った。走る喜びを知り、陸上競技にのめり込ん
で行った著者の自伝的小説。