行けないからこそ妄想が暴走する

昨日は実家へ集合。帰宅したのが21時過ぎだったので日記は
お休み。

下の姪ふたりがスマートフォンでゲームをしていた。我が旦那、
かまって欲しかったらしく同じゲームをダウンロードして
一緒になって騒いでいた。

小さい頃は千葉県にあるネズミの王国へ連れて行ったりと、
一緒にお出かけが多かった。だが、姪たちも成長と共に
相手をする機会が減って来た。

ちょっと寂しそうな白くま。でも、もう少ししたら一番上の姪の
子供が遊びに行ってくれるかもしれないよ。

頑張れ、白くま。

『絶対に行けない世界の非公開区域99 ガザの地下トンネル
から女王の寝室まで』(ダニエル・スミス ナショナルジオ
グラフィック)読了。

「聞くな」と言われれば聞きたくなり、「入ってはいけない」
と言われれば入りたくなる。「覗くな」と言われたのに気に
なって覗いちゃったのが「鶴の恩返し」だものね。

「関係者以外立ち入り禁止」。商業施設等でこんな注意書き
を見かけるが、本書が取り上げている99の非公開区域は
軍事施設だったり、機密情報を扱っている場所が多くを
占める。

アメリカのCIA本部、イギリスのMI5は場所自体は公開して
いるし、CIA本部は映画にも協力している。だが、イスラエル
諜報機関モサドって所在地さえも非公開なのね。

銀行の保管庫なんてよく映画のなかに登場するけれど、
幾重ものセキュリティが施された上に、開錠の為の
パスワードが複数の人間にそれぞれ託されてる。

一般人には非公開だからこそ、想像が膨らむってことも
あるよね。アメリカのエリア51がそのいい例ではない
だろうか。近年までその存在さえアメリカ政府が認めて
なかったのだもの。そりゃ、地球に不時着した(?)
宇宙人が捉えられていると思われても仕方ないかも。

軍事施設・情報機関だけではない。人間の死体がどのような
過程を辿り、腐敗していくのかを観察する「死体農場」との
別名のあるテキサス州立大学の屋外研究施設や、アメリ
大統領専用機・エアフォースワンの機内見取り図なんて
場所もある。

1962年の炭坑火災から燃え続け住民のほとんどが移住した
アメリカ・セントラリアの町、全世界的ニュースになった
チェルノブイリの項は切なくなる。

カナダ・ノバスコシアのオーク島の謎の竪穴なんてお宝
ハンターじゃないが夢を掻き立てられる。

だが、例え乗っていた船が難破しても絶対に上陸したく
ないのがブラジル沖に浮かぶケマダ・グランデ島だ。

別名・ヘビ島。その名の通り、多くのヘビが生息する島。
ヘビはヘビでも毒蛇中の毒蛇、ゴールデンランスヘッドと
言う強力な毒ヘビである。

上陸してほっとしたら毒ヘビがうじゃうじゃ。いっそ海で
おぼれ死んだ方が楽だったと後悔しそうだもの。

1区域につき1〜3ページ程度でまとめられているので、
通読しなくても興味のあるところだけ拾い読みするのも
いいかも。

尚、日本からのエントリーは伊勢神宮。外宮は私たち一般人
でも参拝できるけれど、内宮は入れないものな。出来れば
宮内庁が研究者の立ち入りさえも制限している天皇陵を
取り上げて欲しかった。