試すなっ!危険っ!!

イスラム国に拘束されていたフランス人ガイドが殺害された。
イスラム国が支配する地域への空爆に参加しているフランス
に対する報復だ。

空爆だけでイスラム国を壊滅できるかは疑問だ。そのうち
地上部隊派遣となるんじゃないのか。

そういえば拘束されている日本人はどうなった?続報がまったく
ないんだが。日本の外務省は交渉してるのかな。

『危険動物との戦い方マニュアル 「もしも?」の図鑑』
今泉忠明:監修・著 実業之日本社)読了。

妄想する。家から外へ出たところで熊に遭遇したらどうしよう。
通勤途中の電車にライオンが乗って来たらどうしよう。

夜、寝床でこんなことを考え始めると怖くなって眠れなくなる。
旦那は「そんなこと、ありえないから」と言って呆れ顔になる。

しかし、絶対にないとは言えない。近年は熊が市街地にまで
出没するようになったし、以前には千葉の寺院から飼っていた
虎が逃げ出したなんてこともあった。

その昔、東京・上野動物園から黒豹が逃げ出して、帝都厳戒
体勢なんてこともあった。

思いがけず危険動物と出会ってしまったらどう対処したら
いいのか。それをイラストで紹介しているのが本書だ。

おおっ!これは私の妄想に役立つのではないかっ!

読み始めてすぐに脱力。だって、だって。虎にマタタビ
与えろって何よ〜。そりゃネコ科の動物ですよ。でっかい
ネコだと思えばいいのかもしれませんが、そんなに都合よく
マタタビがそこら辺に転がってるか?

ラニアうじゃうじゃの川を渡るなら、好物の生肉を投げて
ラニアが食いついている間に川を渡るんですって。

アフリカゾウに出会ったらシマウマ模様の布で擬態。ヒクイ
ドリなら棒で足払い。ワニと遭遇したら素早く背中に乗って
ベルトで口を縛る。

全編こんな感じの戦い方ばかり。はっきり言って実践には
役に立たない。子供と一緒に楽しんで読むにはいいかもね。

一応、この動物はこんなところが危険ですよという記述や
海や川に出かける時の服装の注意や、怪我の応急処置等、
真面目なコラムの部分は参考にはなる。

但し、これを読んだ子供が実際にやってみようと思ったと
したら、親御さんは全力で阻止して下さい。

要はさ、動物や昆虫、爬虫類もそうだけどやたらと近づかない
が一番の対処法なんだよね。

だってペットの犬や猫だって、接し方を誤ると怪我するもの。

尚、同じ「もしも?」シリーズで『恐竜の飼い方』も出ている
らしい。こっちの方が面白そうだな。