埼玉の恥
盲導犬がフォークのようなもので刺される事件があった。未だ犯人は
見つかっていない。この事件、どうしたかな?と思っていた矢先に
また視覚障害者に対する暴挙だ。
今度は盲学校に通う女子生徒が、後ろから足を蹴られた。彼女の
持つ白杖に躓いた腹いせらしい。
どうしてこういうたわけがいるかね。盲導犬は視覚障害者にとって
は自分の「目」だ。そして、全盲の人は背後から何かされても振り
向いて確認することが出来ない。
見えぬのなら何をしてもいいのか?相手が晴眼者だったら同じ
ことをしたか?しないだろう。
弱者と分かっていてやっている卑怯者だ。
一度、視界を奪われた状態で街を歩いてみろ。普段、見慣れた街でも
足がすくんで前へ進めないぞ。
このふたつの事件、共に我が埼玉県内で起こっている。こっぱずかし
ことをするんじゃない。人間として失格じゃねぇか。
『フォト・ジャーナリズム いま写真に何ができるか』(徳山喜雄
平凡社新書)を読み始める。
デジタル技術が発達した昨今、画像・映像は究極の速報性を
可能にした。報道やドキュメンタリーの世界はどのように変化
しているのか。表現の可能性・問題を追う。