初想定
建設中の大間を含め、日本海側には11か所の原子力発電所が
ある。その日本海で大地震が発生したら、どれくらいの規模の
津波が起きるのかを国の有識者会議が発表した。
地震発生から津波到達まで。最短で1分。最大で23m。この想定に
驚いたのは勿論だが、今回が初の想定ということにも驚いた。
一応、11か所の原子力発電所では電力会社が想定した数値より
も低かったようだ。
だから安心…って訳でもないだろうけどね。東日本大震災の時の
巨大津波は「想定外」だったのだもの。
そして、東京電力は「地震ではなく想定外の津波が原因」で事故が
発生したと言い張っているんだもの。実は「想定外」ではないの
だけれどね。
実際に東日本大震災の巨大津波の被害にはあっていないけれど、
繰り返しテレビで放送された映像だけでも恐怖だった。
日本海では太平洋側に比べ、断層が浅く動く確度が急な為に、
津波の到達時間が短くなるのだそうだ。
日本は地震列島。先の東日本大震災、阪神淡路大震災、中越沖
地震等々。いろんな場所で大きな地震が発生し、被害が出ている。
自然災害に対して人間は無力だ。何も出来ない。でも、大きな災害
が発生したら被害を最小限に留めるよう工夫くらいは出来るはず。
今回の有識者会議の想定、将来に活かせるだろうか。
引き続き『ナショナルジオグラフィック ノンフィクション傑作選 冬のライオン』
(ADVENTURE MAGAZINE:選 日経ナショナルジオグラフィック社)を
読む。
人食いライオン、怖い…。